夜中である。
さっきトイレに立ったら、ベランダの網戸をガリガリ引っ掻く音がする。
戸をあけるとネコがするりと入ってくる。
一階に降りて、ネコにカリカリをやる。
たらふく食って一段落したら、ネコが横になる。
背中やシッポの付け根をかいてやる。ゴロゴロのどを鳴らす。
再びカリカリを食べて、ようやく満腹になる。
玄関の戸を開けてネコを外に出す。
この一連の作業がだいたい15分から20分である。ほぼ毎晩。
ネコの身体を撫で回したり、肉球をぷにぷにしたり、猫耳を甘咬みしたり、
だいたいやりたいことはやっている。
正直、ネコの身体には飽きた気もする。
これが猫リア充の生活である。
ネコに興味のない人は、それで? という話であろう。
ちなみに私はネコを飼っていない。うちに来るのは近所で飼っているネコ
である。ネコの方から「抱いて!」と寄ってくるので、正直面倒くさい。