先日「まどか☆マギカ」全12話を見終えた。3周目。
前と同じ場面で、メガネが曇るほど泣いてしまった。
ほむほむマジほむほむ。
この作品のなかで、まどかがこれまでの魔法少女たちの無念を考え
なかったのか、とQBに詰問するシーンがある。
これに対してQBは、何億人もいるなかのたった一握りが犠牲にな
って全体が繁栄するのだから考える意味がない、と答える。
これはミクロの問題をマクロの問題にすり替える欺瞞だ。
よく学校の先生などがこういう言い方で生徒を言いくるめる。
官僚や弁護士も同じテクニックを使う。
けれども、実存的な問題を無視していいわけがない。
そこだけに焦点を当てるとセカイ系の話になってしまうのだけれど、
「まどか☆マギカ」はセカイそのものを改変してしまう荒技に出た。
だから私は何度も泣いてしまうのだろう。