沈まぬ太陽 スタンダード・エディション(2枚組) [DVD]
- 出版社/メーカー: 東宝
- 発売日: 2010/05/28
- メディア: DVD
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善玉と悪玉がハッキリと分かれ、ほぼ同じような物語が展開する。
それを膨大な取材によって肉付けしている。
(構造的には「とある魔術の禁書目録」と同じである)
なので、「沈まぬ太陽」は事実と違う、とマジ反論するのはあまり
意味がないと思う。
映画版はストレートに作られており、面白かった。
モデルにされた日本航空はたまらないと思うが、こんなクソみたいな
会社は潰れるな、と思った。
事実、去年に経営破綻したわけだが。
なぜ巨大な組織になると、無能な人間が権力を握るのだろう?
いや、無能というよりは、組織を腐らせる人間といった方がいいだろ
うか。
「白い巨塔」「華麗なる一族」「不毛地帯」と読んできたが、私には
作者がその謎を解き明かしてくれたようには思えない。
システムの問題なのか、権力を欲する人間個人の問題なのか、誰か説
明してほしい。
そういえば、映画で瀬島龍三をモデルにした男が出ていて、これが妙
にそっくりだった。「不毛地帯」では唐沢寿明だったのに、全く違っ
ていて笑ってしまった。