Boaz2011-10-11

経済学は、人を本当に幸せにしているのだろうか? 
私にはそうは思えない。


もし経済学が、普通の人間をモデルにして理論を築いているのなら、
そこから間違っている。


というのも、この世の中は異常に強欲な人間が勝ち残り、彼らの都合
のいいようにルールを変えているからだ。
ここに経済学の出番はない。せいぜい検証するぐらいだろう。


異常に強欲な人間は、なぜまともな人の間で潰されないのだろうか? 
それは異常に強欲な人間こそがポジティブであり、そうでない人間は
やる気がないダメな奴だ、と教育されるからである。


異常に強欲な人間が権力を握ると、彼に関係する人間は大変な目に遭
う。
中小企業の社長程度なら、まだ被害は小さいが、政治家や巨大企業の
経営者に登りつめると、被害は甚大だ。


異常に強欲な人間は、付き合ってみると大変嫌な奴である。
ところが、彼を大嫌いな人がいる一方で、崇め奉る人もいる。
メディアは拡大レンズのようにカリスマ性を大きく見せ、あまり頭の
よくない人を騙す。


民主主義はバカにも一票、利口にも一票だから、異常に強欲な人間が
権力を得やすいのである。


どうやったら異常に強欲な人間が権力を持たないうちに芽を摘めるの
か。
人を見る目を持った大人が、子供のうちからそういう傾向のある子を
矯正するしかないのではなかろうか。
だがそれは、才気煥発な子供の才能を潰す可能性もあるわけである。
難しい。