
- 作者: 森口朗
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2010/12/17
- メディア: 単行本
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日教組について概観しており、とてもよかった。
私が小学生だったときの担任の先生は、いま思うと日教組の人だった
のではないかと思う。
というのも、1970年代の後半に中国に研修旅行に行き、クラス全員に
お土産を買ってきてくれたのを覚えているからだ。
(それだけで日教組の先生と決めるのは根拠に乏しいが)
女性の教師だったが、とてもやさしく良い先生だった。
美術が専門で、クラス全員を自宅に招待してくれて、みんなで油絵を
描いたこともあった。
なので、日教組だからといって悪い先生ではないし、偏向した教育を
子供に強制しているわけでもない。
ただ、明らかに異常なことをしている人もいるわけで、そこは是正し
なければならないと思う。
この本では、日教組の組織率が都道府県ごとに違う、という記述がい
くつもあった。
できれば日本地図を使って、都道府県ごとの組織率を濃淡で示してほ
しかった。
何か大人の事情でできないわけでもあったのだろうか?