新聞社を志望する若者はいるのか?

読売新聞はこの前まで「内需を拡大せよ」と書いていたのに、最近では
「官民協力して海外に新幹線や原発を売り込め」である。


私でも気がつくぐらいだから、世の中の人は新聞なんていいかげんなも
のだなぁ、と分かっているに違いない。


では、若い人はどうなんだろうか? 
すでに新聞離れが進んでいるといわれるが、就職先に新聞社を選ぶ人は
どのくらいいるのだろう。


ちょっと目端がきく人ならば、新聞のビジネスモデルは遠からず破綻す
ると分かるはずだ。
現に米国の新聞社は次々と潰れているし、読売・朝日の広告欄は、どう
いうわけか都道府県の観光案内が異常に多く、企業からの広告が集まら
なくなっているようだ。


そうすると、優秀な若者が新聞社を第一志望にするとは思えない。
それでも、まだ大企業としてのネームバリューはあるだろうから、有名
大学の学生が応募しているのかもしれない。


そんな若者たちが新聞をまともにすることができるかどうかは、入社し
てからの教育にかかっている。
だが、恐らく先輩たちの悪いところばかり見習ってバカになっていくか、
さっさと辞めてしまうのではないだろうか。


現在、デスクやその上の地位にいる人たちが逃げ切って退職すれば、新
聞社はかなりガタガタになってしまうような気がする。