馘首

今日、塾をクビになりました。
4月に「無能な同僚をとるか、私をとるか、どちらか決めてくれ」と言った
言葉尻をとらえられ、私が辞めさせられることになったのです。


夜になって本部長という社長の下にいる人がやってきて、いきなり明日から
来なくていい、と言われたので、さすがに呆然としました。
そして私物をダンボールに詰めて塾を後にしました。


自転車では持って帰れなかったので、同僚の軽トラに積んでもらって自宅ま
で送ってもらいました。
さんざん批判した同僚ですが、このことばかりは感謝です。


しかし、私は塾のためによかれと思って言ったことだし、仕事もちゃんとし
ていたつもりです。
自分で言うのもアレですが、私に教えてもらいたいという生徒もたくさんい
たと思っています。


それが、夏期講習から違う先生が登場するとなると、生徒や保護者も混乱す
ると思います。
私と同様に何も知らされなかった生徒たちが可哀想でなりません。


有体に言えば、社長に逆らったのでクビ、ということでしょう。
こんなふうに従業員を辞めさせる塾がどうなるか、ある意味楽しみです。


すでに新しい人は決まっているみたいで、1ヵ月ぐらい前から私をクビにす
ることを画策していたようです。


解雇は一ヶ月前に告げなければならないはずなのですが、一か月分の給料を
払うことでごまかすみたいです。


とりあえず、労働基準監督署に行って相談してみます。


私は生徒に教えることが本当に楽しかったので、仕事を奪われることに憤り
をおぼえています。