薔薇のない花屋

野島伸司は、生涯ワンテーマでしか作品を書けない脚本家かもしれない。
そのワンテーマとは、貧困や障害による差別と愛情である。


第1回目を見ただけでは、今後どう転がっていくのか分からないけれど、次も見てみようと思わ
せるフックはほとんどなかった。
後半まで子供の頭巾を脱がせないあたりは、あざといとしか言いようがない。


それより竹内結子が盲人のふりをしている設定である。
これは、理由によっては障害者団体からクレームがつくのではなかろうか。
詐病をするからには、ちゃんとした説明がないといけないと思う。


「ひとつ屋根の下」は「てんとう虫の歌」、「フードファイター」は「タイガーマスク」と、
野島伸司の脚本には下敷きにしたアニメやマンガが透けて見えるものが多い。
今回はなんだろうか? 


私は「よつばと!」あたりが怪しいと思っているが、どうだろうか。