ヱヴァンゲリヲン新劇場版

日曜日に見たので感想を書いておきます。


テレビ版を編集したようなものかと思っていましたが、使徒がしっかり新しく、格好良くなって
おりました。これだけでも、この映画を見る価値があると思います。
また、様々なメカが機動・出動する描写(いわゆる『ワンダバ感』)がかなりアップしており、
高揚します。


それにしても、エヴァンゲリオンで13年ぐらい商売しているでしょうか。
優良コンテンツは無尽蔵にお金を生み出します。
初回放送時に見てLDを揃えていた人も、DVDで買いなおし、さらに新しいメディアから発売され
たら三たび買いなおすかもしれません。オタク泣かせです。


庵野監督は、どうして同じ作品を何度も何度も手直しするのでしょうか。
それは、本人にとってまだ未完成だからでしょう。
ていうか、締め切りがないと永遠に終わらない作業をしているのかもしれません。


できれば、エヴァを超えるアニメを製作してほしいものですが、恐らく本人もエヴァ以上のもの
はもう作れないと分かっているのかもしれません。
視聴者は次から次へと新しいものを望みますが、新しいものなんてそう簡単にできるものではあ
りませんから、旧作をバージョンアップさせているのではないでしょうか。


マイケル・ジャクソンもそうですが、なまじメガヒットしただけに、その次の作品が作りにくい
ということがあります。
軽い気持ちで発表できたらいいのですが、周りがそれを許さない雰囲気になってきて、そのプレ
ッシャーに押しつぶされてしまう人はたくさんいます。


逆にメガヒットの続編やリメイクなら、最初から計算できますから、お金も集めやすいのでしょ
う。これはハリウッド映画と同じパターンですね。




オタクが分かる人で、経済的に成功した人はどのくらいいるのでしょうか。
どうせあぶく銭をつかんだのなら、どかんとアニメにつぎ込んだらいいのに、と思います。
そしたら平成の大プロデューサーになれるかもしれない。
たぶん、オタク的な目利きができて、お金の管理もできる人は、業界が喉から手が出るほど欲し
い人材でしょう。


そういう人が出ないなら、日本のオタク産業の未来も暗いのではないでしょうか。


本文と写真はまったく関係ありません

川*^∇^)||<でっかい綾波だよ!