ハリーポッターと炎のゴブレット

映画の日なので見てきた。
ネタバレします。




4作目になると、ちょっと飽きてくるものだが、手堅い作りで面白かった。
とはいえ、私はすでに前作「アズカバンの囚人」について、ほとんど憶えてないのだが。
この「炎のゴブレット」も、来月には忘れてしまうかもしれない。
つまり、デートにはぴったりな映画だということだ。


小説が世界中で売れたので、原作のJ.K.ローリングがサービスしたのか、映画では東洋系と
インド系の女の子が出てくる。
これがあんまり可愛くない。特に東洋系の子は、なんでハリーが惚れるのかが分からない。
逆に、ハーマイオニーのドレスアップした姿は必見である。(彼女はツンデレ系だろうか?)


いろんな伏線が出てきて、放りっぱなしになっているのだが、それは次回作での
お楽しみということだろう。
全7作で、この作品だけを取り上げて評してもしょうがない部分がある。
ハリー・ポッターも、日本でいえば中2である。
あんなことやこんなことを考えたりするだろう。
人生で一番バカな時期にどんな事件が起こるのか、期待したいところだ。


ところで、ディケンズの小説には、ひたすら大人に虐められる子供が出てくる。
「デヴィッド・カッパーフィールド」(←イリュージョンの人ではないよ)とか
オリバー・ツイスト」とか。


ハリー・ポッターシリーズも、主人公は休暇中は親戚の家でひどい目に遭っている。
英国には児童虐待の伝統でもあるのだろうか。
以前、内田樹の「街場のアメリカ論」を読んだときに、米国映画は子供嫌いである、という
ことを知ったのだが、そもそも子供嫌いは英国から来ているのではなかろうか? 


さらに遡ると、キリスト教ユダヤ教圏の子供に対する考え方に根本的な原因がある
のではないか、と思ったのだが、単なる直感なので根拠はございません。