中央公論に載っていた橋本治の正義についての文章がとてもよかった。
子供でも理解できる「ズルはだめだ」というのが正義、という話。
でも、大人になったらそういうわけにはいかないので、少しだけ融通
をきかせる。そうやって、それぞれの正義をなんとか保たせている、
というのが論旨だった。なるほど。
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いま、ロンドン五輪の開会式が始まった。
オープニングの川をさかのぼってスタジアムまでいくCGが見事だ。
それから英国の歴史をたどる演出が続く。これも画になる。
でも、19世紀から20世紀にかけて、英国は世界中でひどいことを
したはずだが、そのあたりはすっかり省かれている。
戦争に負けないと、こういう自信が出てくるのだろうか。
こういうミュージカル的な演出は、欧米人に限る。
こんどはダニエル・クレイグが登場した。やはり007というコンテンツ
は強い。そして女王陛下がお出ましになって会場が引き締まる。
次はハリー・ポッターである。うーむ、これも世界的コンテンツ。
やるな英国人。そしてメリー・ポピンズが空から降りてきた。
このあたりの演出は米国っぽい気がする。
その次はミスター・ビーン。さすがにモンティ・パイソンは出て
こないか。そこからロックメドレー。ストーンズやビートルズは
一瞬だけだった。
あっという間に1時間経ってしまった。
英国の底力を見たような気がする。
きりがないのでこのへんで。