平日のレイトショーで、観客はなんと自分ひとり。
重信シネマサンシャインでは経験あるけど、衣山シネマサンシャインでは初めてかも。
みなさん、WBCイタリア戦を見ていたのかな。
感想は、ぬまがさワタリさんの熱いブログを読めば、私の言いたいことはもうない
ぐらいなので、貼っておきます。
numagasablog.com
ただ、私はこの映画がすごい作品だとは思うけれども、自分向きではなかった。
なぜアカデミー賞で主要部門を独占するほど米国人の琴線に触れたのかは
分からなかった。
キリスト教の国で、胎蔵界曼荼羅みたいな世界を表現したから驚かれた
のだろうか。マルチバースはアメコミの映画でも普通にある設定だから
関係ないのかもしれないが。
↓
以下はこの作品とは関係ない話。
米国のアカデミー賞は、海外のメンバーも投票するとはいえ、米国のローカルな
アウォードである。
たしか米国のある程度の規模の映画館で数週間上映されなければノミネートされる
資格はないはずで、言語も英語が基本だ。
(だから外国語映画賞が別枠である)
なので、アジア系の俳優が受賞したのはすごいことだし喜ぶべきなのだけれども、
それはようやく米国の人種差別が少し解消されただけなのでは、とも思う。
アジア系の俳優や監督は米国人が「発見」しなくても、ずっと昔からすごい
作品を作ってきたのだ。
米国で成功することだけが一流の証であるかのように思うのは、もうやめたら
どうだろうか。