女王の教室第4話

ホームページの志田未来ちゃんの顔が全然違って見えるんだが(笑)
ドラマの表情の方がもっと可愛いのに。


それはともかく、いよいよ彼女が孤立していく第四話である。
きっかけはサイフ盗難事件で、犯人にされてしまったこと。
阿久津先生は、クラスを6つの班に分けて、お互いを密告させる制度を
作り、抑圧をさらに強めていく。
江戸時代の五人組か?


先週も思ったのだが、阿久津先生の目的が見えない。
ただひたすらクラスを絶対服従させることに全力を注いでいる。
これは何かの隠喩なのだろうか? 


つまり、現代社会に置き換えてみると、阿久津先生は国家や企業の
権力であり、クラスの小学生たちは様々な市民である。
国家は、その枠組みに疑問を持たせないように、飴と鞭で国民を飼いならす。
そのためには、お互いに密告させることも厭わないのである。
権力は、それを維持することを目的とし、混乱を嫌う。


阿久津先生に反抗する生徒は、天才やお笑いといった反社会的な要素を
持っている子供たちである。主人公の少女は市民の連帯を求め、抑圧が
不当なものであることを告発しようとする。


一方、クラスに適応しているのは、普通の生徒(小市民)か、権力を補助
しようとする立場に立つものだ(将来の官僚たち?)。
そう考えると、このドラマはスッキリ解釈できそうだ。


とすると、ストーリーは革命による権力の転覆に収斂していくはずだが
どうなるんだろうね。
なんか、左翼っぽい筋書きだけど。


この物語にたった一つの救いがあるとすれば、学校が舞台だということだ。
彼らは必ず小学校を卒業できる。
つまり一年間がまんすれば、確実に抑圧から解放されるのだ。


だが、我々の社会を隠喩しているとすれば、どうだろう。
永遠に阿久津先生のクラスにいなければならないとしたら、それは悪夢で
しかない。


蛇足だが、お笑い役の真鍋由介くんのギャグは異常に古いのは、お爺ちゃん
仕込みだからなのか? 今時の小学生は「ガチョーン」なんて知らないと
思うのだが‥‥。