サービスデーにしては入ってない気がする。
Twitterのタイムラインで、この映画のことを
「室町時代のボヘミアン・ラプソディでどろろ」
と評していたのを見た。
見終わったら、なるほど簡潔な要約だ、と唸った。
琵琶の音や盲目の人の感覚を表現する技法など、
音楽や映像は素晴らしいものだった。
ただ、これほどロケンロールな楽曲をがっつり
演奏するとは思わなかった。
たしか坂本龍一がEテレの番組で言っていたが、
クラシック音楽とポピュラー音楽の一番大きな
違いは、ドラムとベースの有無だそうだ。
当然だが、室町時代の音曲にドラムとベースは
ない。というかエレキギターもない。
が、そこは敢えて無視してゴージャスな音と
ダンスを表現すると決めたのだろう。
その方向性は間違っていないと思うのだが、
もし琵琶と語りだけでこの映画を作っていたら
どうなっていたのか、ちょっと興味がある。