*[映画]シン・ウルトラマン

平日のレイトショーで観客は10人ぐらい。
大都市ではヒットしているようだが、田舎ではどうなのだろう。
以下、ネタバレあり。



Twitterで多少ネガティブな評価を目にしていて不安だったのだが、
良い映画だったと思う。


確かに、ゾフィはなんであんな最終兵器を持っているのか不思議
だし、それを撃退したらあっさり手のひらを返すのもおかしい。
もとのゼットンのエピソード準拠なので、そういう展開になる
のはわかるのだが、見た人が首をひねるのも当然だろう。


シン・ゴジラ」から継続して感じるのは、政治に対する軽い
絶望である。さらに「シン・ウルトラマン」では人類に対する
絶望も追加されていたように思える。
政治家が全員おじいさんなのは見ていてしんどかった。


それにしても、なぜザラブ星人メフィラス星人も、単体で
やってきて倒されるのか。
ウルトラマンの世界観だからしょうがないのだけれど、
外星人は軍隊で攻めてくるという考えはないのだろうか。
そういうやり方は野蛮だから、という思想なのですかね。



斉藤工をキャスティングしたのはとてもよかった。
謎めいているしプロポーションウルトラマンっぽいし。
ウルトラマンの顔も、なんとなく斉藤工っぽく見えてきた。


個人的に好きだったのは、斉藤工が図書館で「野生の思考」を
読んでいるところだった。
レヴィ・ストロースをチョイスする知性よ。


長澤まさみは太ももが色っぽかったです。


現場からは以上です。