地頭がいい、という言い方がある。
それと同様に、生まれつき体力がある人はなんと言えば
いいのだろうか? 地体(じからだ)?
体力がある人は、なにもスポーツをやっているとかそういう
ことではなく、普通の人より疲れにくいというか、疲れ知らず
というか、タフであることである。
そういう人は、おそらく他人も同じぐらいの体力だろうと
思って行動して、周囲を疲弊させており、自覚したらなるべく
単独行動をするはずだ。
↓
なぜこんなことを思いついたかというと、レヴィ=ストロースを
思い出したからである。
若いときにアマゾンを横断するぐらいの冒険をしているし、
第二次大戦では従軍もしている。
さらに、世界各地にフィールドワークに出かけており、最終的には
100歳まで生きた。すごい体力だ。
だが、レヴィ=ストロースは若いころスポーツに熱中していたかと
いえば、違うのではなかろうか。
特に体力づくりをしていたようにも思えない。
ということは、生まれつき体力があったのだろう。
もちろん地頭も。天は二物を与えたのである。