若おかみは小学生!

ツイッターで絶賛されていたので見に行った。
平日の夕方の回とはいえ、観客は私ひとりだった。


映画は、絶賛されていたとおりの名作だった。
誰もが主人公の女の子の幸せを願ってやまない物語に
なっていて、映像も美しい。
見逃してはもったいないので、未見の方は是非。



ところでこれはまったく野暮な話なのだが、実家の旅館で
長期休暇中に小学生が働いた場合、単なるお手伝い、という
ことになるのだろうか。


つまり賃金を支払うべきなのかどうか、ということなのだが、
家の仕事を家族が手伝うことは労働とは別のことになる、と
いう解釈でよろしいのか。


実際、専業主婦が家事労働をしても誰からも賃金は支払われ
ないわけだし、小学生が若おかみをやっても家事労働と見な
される、ということか。


ファンタジーにこういう労働問題を持ち出すのは大人げない
話だとは思うのだが、おっこちゃんはちゃんと寝る時間や
宿題をする時間はあるのかなぁ、と心配になったのです。


ついでに言うと、あの旅館は一泊いくらなのか、というのも
気になった。食事にあれだけわがままを言えるのなら、
けっこうお高いのかもしれない。



いや、こんな労働問題や宿泊料などは忘れて、主人公の
けなげな姿を見て涙するのが正しい鑑賞の態度だろう。
彼女が中学生や高校生になったときの話も見てみたいものだ。