Boaz2016-06-30

4-6月期の深夜アニメがだいたい終わった。


・「うしおととら」の終盤の迫力はすごかった。このアニメに関わった声優は
やたら豪華だった。キャスティングをした人は大変だったと思う。


・「コンクリート・レボルティオ」は、あまり話題になってないみたいだけれど、
アニメで特撮と学生運動の戦後史をやるという野心的な企画で、面白かった。
裏テーマとして、手塚治虫石森章太郎水木しげるの戦いがあったように
思えた。もちろん、それ以外にも核兵器や米国政府の問題も盛り込まれていた
けれど、よく捌いたと思う。


・「田中くんはいつもけだるげ」は、あまり期待せずに見たら意外と面白かった。
田中くんと大田くんという二人だけだと興味が続かなかったが、登場する女性
キャラがみんな良くて最後まで楽しめた。
それにしても、主人公はあんなにやる気のない奴なのに、なぜモテるのか。
生き方がネコみたいだからか。


・「学戦都市アスタリスク」は2クール目で盛り返した作品だったが、これからという
ところで終わってしまった。ぜひ続きを作ってほしい。
メインヒロインよりサブヒロインに人気が集まるあたりが「IS」と似ている。


・「キズナイーバー」は昔の青春ドラマみたいで、演劇的なアプローチだった。
同じTRIGGER製作のアニメ「宇宙パトロールルル子」は、よりアニメ的な表現で
面白かった。


・「ふらいんぐうぃっち」は今期一番の日常アニメだったかもしれない。
青森の生活のディティールが支えになって、魔法的な表現にリアリティを与えて
いたと思う。


・「くまみこ」は、まぁ、その最後はアレだったけれども、キャラクター的には
今期トップクラスの萌えがあったです。


・「甲鉄城のカバネリ」は、若い人に人気の作品だったと思うが、オッサンから
見れば、過去の格好いい作品のパッチワークのようで、深みがなかったように
見えた。
終盤に登場した美馬というキャラクターは、結局何がしたかったのか、さっぱり
分からないままだった。単に世界を滅茶苦茶にしたいだけの狂人だったのか? 


他にも見たアニメはあったけれど、このあたりでやめておこう。