Boaz2015-05-10

ツイッター経由で、橋下市長がTシャツ姿で1分間演説しているCMを見た。
大阪市を解体して特別区にする住民投票を呼びかけるためのものだ。


私は大阪市民ではないので、この件についてとやかく言う立場ではない
のだが、人々は橋下市長の昔の姿をどのくらい記憶しているのか、と
思った。


まだ島田紳助が活躍していたころ、橋下徹は茶髪に薄いサングラスを
かけたヤンキーっぽい弁護士としてテレビに登場していた。
大きなバイクや子沢山なことを自慢する、ちょいワル風のイメージで
売り出していた。


私にとっては、橋下徹というのはそういう人だという刷り込みがある
ので、選挙に出馬して政治家になったときには、何を真面目そうに
イメチェンしているのだ、とバカにしていた。


ところが、あれよあれよという間に、政治家としての橋下徹のイメージは
深く浸透していき、もはや茶髪にサングラスという格好はメディアに流され
なくなった。


そして今回のCMでは、青空の模様をバックに、白いTシャツで爽やかそうに
見せている。
ちょいワル弁護士時代の姿を知っていれば、ちょっとしたコントである。



橋下市長を支持する人たちにとっては、ああいうベタな爽やかさが受ける
のだろう。そして、昔の姿は忘れてしまっているのだろう。


そういう人たちは、私からはあまり頭が良くないように見えるのだが、
言い方を変えれば、とても素直で純真なのだろう。


来週の投票結果が楽しみである。