
大人のひきこもり 本当は「外に出る理由」を探している人たち (講談社現代新書)
- 作者: 池上正樹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/10/17
- メディア: 新書
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読んでみた。
が、私の場合はまだ恵まれている方で、一人暮らしで頼る人もおらず、
しかも精神的疾患を抱えている人が、何の援助も受けられずに孤立して
いる実態が報告されていて、一刻も早く生活保護を、と願わずにはいられ
なかった。
私の場合、働こうと思っても雇ってくれるところがない、というのが
ひきこもりの原因である。
なので、親が死んだら私も死のうと思っている。
長期間ひきこもっている人間が、たとえ仕事を得て社会に出たとしても、
一気に幸せになることはない。
単に仕事で疲弊するだけである。
ラディカルなことを言うようだが、働かざるもの食うべからず、という
イデオロギーをやめてみたらどうだろうか。
これだけ技術が発達して人間の働く場所がどんどん失われているのだから、
働かなくても最低限の衣食住が保証されるべきである。
先進国なら、そのくらいの生産性はあるだろう。
富裕層とは、その生産性の成果を独り占めしている人々のことだ。
働かないものでも食っていいのだ、というイデオロギーを広く訴えたい。
かつて「働いたら負けかなと思ってる」とつぶやいた人が、この運動の
創始者である。