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働かなくてもいい社会はできないものだろうか？　

働きたい人はもちろん働いていただきたいが、働きたくない人は
ぶらぶらしていてもかまわない世の中というのもアリなのではないか。

というのも、奴隷制があった時代には、働かないでいい人がいたわけで、
現代は機械が奴隷の代わりに仕事をしてくれるのだから、生産性が同じ
ならば遊民がいてもいいのではないかと思うのだ。

実際は、欲の皮が突っ張っている人たちが生産性を無限に上げようとして
いるので、いくら科学技術が発達しても人々は仕事から解放されない。
逆に奴隷のように仕事をさせられる人が増えた。

私に言わせれば、むやみに働く人は病気である。
ちゃんとワーカホリックという言葉もある。
こういう種類の人は、働いたら殺すぞと言われても、闇に紛れて仕事を
するだろう。

なので、彼らに人の分まで働いてもらって、がっぽりと税金をとって
再配分すればよろしい。
そんなことをすれば働く意欲がなくなるというのはウソである。
彼らはマグロのように動いていなければ死んでしまう動物なのだから。

働かざるもの食うべからず、というのは今より生産性が低かった時代の
言葉である。
働かざるもの大いに食うべし。金は天下の回りものだ。

このようにして穏やかに滅んでいくのが、人類のソフトランディング
ではないだろうか。