朝日新聞の書評欄で「クイズ化するテレビ」という本が紹介されていた。
- 作者: 黄菊英,太田省一,長谷正人
- 出版社/メーカー: 青弓社
- 発売日: 2014/07/20
- メディア: 単行本
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いた。
特に午後7時から9時ぐらいまでの時間帯で、小中学校の教科書から出題
されるようなクイズが多いような気がする。
頭のいい人は、あまりこの時間帯にテレビを見ていないと思われるので、
このようなクイズ番組を見たら、ちょっと賢くなったように勘違いする
人たちが見ているのだろうか。
もし、あれらの問題と答をほとんど記憶している人がいたとすれば、
酒の上の豆知識的な雑談では重宝するだろうけど、それ以外に何か
使い道がある知識とも思えない。
こういうクイズ番組の元ネタは、たいてい米国のテレビ番組だと思うが、
現在の米国ではどうなんだろうか。
やはりクイズ番組はどこかでやっていて、視聴率を稼いでいるのか、
それともリアリティ番組などにお客を奪われているのか。
あるいは、クイズ番組の形式は米国で考えられたものだが、いまの日本で
製作されているクイズ番組は、妙な方向に進化したものなのかもしれない。
ラーメンとかカレーのように。
いずれにせよ、トリビアルな知識はいつの時代でも受けるのだろう。
問題は、そういう番組を好む人たちの多くが、トリビアルでない知識を
持ちあわせていないことだ。
そのニーズに応えていたのが池上彰なのだろう。