アナと雪の女王

もうすぐ上映終了だというし、映画の日だったので、ようやく見に行った。
(吹替版である)


私は女性嫌悪の人なので、正直なんでこの映画が大ヒットしたのか、よく
分からない。
が、それはごく一部の意見なので、きっと女性たちは大いに共感するものが
あったのだろう。



なので、悪口を書いてみる。


まず、アナが頭の悪い女にしか見えない。
彼女が考えもなく無茶なことをするから、事態が悪化している。
私がもともとああいうバカ女が大嫌いだから、よけいにそう見えるのかも
しれないが。


それから、お姉さんがレリゴーを唄うタイミングが、え、ここ? という
ところだったのが引っかかった。
要するに、何もかも投げ出して一人になった解放感を表現したのだと思う
けれど、あまりに無責任すぎやしないだろうか。
この場面も、女性からしたら共感する部分が多いのだろうけど。


よく分からないキャラクターなのは、ウェーゼルトン公爵である。
交易国の王位継承者に対して、あまりにも失礼すぎやしないだろうか。
エルサの殺害を命じるあたりは、職務を超えている。普通死刑だろう。


おそらく、このウェーゼルトン公爵を隠れ蓑にして、上に12人も兄がいる
ハンス王子の本性を出さないようにしたのだろう。
その無理な設定のしわ寄せがウェーゼルトン公爵に来てしまったのだと
思う。


あと、雪だるまのオラフ。
これは女性から見て、イケメンでない男性の象徴である。
絶対に恋愛の対象にはならないけれど、何かの役に立つなら使ってやっても
いい、という世界観の現れだ。


ディズニー好きのスイーツ女たちは、無意識に男をそういう目で見ている。
イケメンでない男性は、近寄らない方がいい。



褒めるところは、雪や氷の映像の素晴らしさと、吹き替えの歌声だろう。
神田沙也加があんなに唄える人だとは知らなかった。


私としては、アンデルセンの原作に忠実な、出崎統監督のアニメ「雪の女王」を
お薦めする。地味だが感動する。

雪の女王 Vol.1 [DVD]

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