週刊文春で連載していた真山仁の「売国」が終わった。
個人的にはいきなり終了した感がある。


検察特捜部の主人公に手渡された親友からの情報をもとに、ある政治家を
調べるうちに、米国と日本のつながりが見えてくる、という物語である。
ざっくりしすぎか。


その一方で、宇宙開発に参加する若い女性の話も並行して描いており、
私はどこかで検察特捜部の主人公と若い宇宙技術者がストーリーで
交わるかと思っていたのだが、ほとんど関係なく終わった。


単行本で加筆修正すると思うが、このままでは明らかに失敗作である。
変な圧力でもかかったのだろうか。