佐世保の女子高生殺人事件で、教育でなんとかならなかったのか、みたいな
意見が出ているが、それはイチャモンに近い。
加害者の少女は、ただ他人を殺して解剖してみたかっただけで、そういう人
だった、としか言いようがないと思う。
不幸にも犠牲になった女の子は、本当に気の毒でならないが、たまたま電話で
呼び出せる関係だったから襲われたのであって、怨恨などの心理的原因では
ないように見える。
たぶん何千万人かに1人の割合で、そういう嗜好の人間が生まれるのだろう。
酒鬼薔薇事件の犯人もそうだが、佐世保の犯人も、特に悪いことをしたとは
思っていないはずだ。
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もし教育によって防げなかったというのが本当ならば、逆に教育によって
平気で他人を解剖できるような人間も作れるはずだ。
だが、自分の快楽や好奇心のために、他人を殺せる人が簡単に育てられる
とは思えない。
戦争で敵を殺すことを命じて、それに従っても、心理的な後遺症が出てくる
ことは広く知られている。
ほとんどの人は、楽しみのために他人を殺せないようにできていると思う。
我々の社会は、快楽殺人者を許容できないが、研究することはできる。
遺伝子や脳が一般の人とどう違うのか、あるいは同じなのか、調査して
みたらどうだろうか。