宇津井健が亡くなった。
正義が似合う俳優だった。
ご冥福をお祈りします。
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宇津井健の経歴を読むと、悪役をやったことがほとんどないらしい。
こういう人は、現在では珍しいのではないか。
というのも、悪役をやってこそ名優、みたいな評価があるからだ。
たしかに犯罪者を演じるのは、役者としても面白いだろうし、話題にも
なる。ずっと正義漢ばかりだと、飽きられてしまう。
しかし宇津井健は、ずっと正義漢を演じ続けた。
それはそれで、かなり努力が必要だったのではないか。
いろんな悪があるように、いろんな正義があったような気がする。
もう需要が少ないかもしれないが、正義の役の席が空いてしまった。
そこに誰が座るだろうか、と考えたのだが、どうも当てはまる人がいない。
若手俳優は狙ってみたらどうだろうか。
