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私が「団塊の世代」という言葉を聞いてイメージするのは、弘兼憲史の
ようなオッサンである。
実際、団塊の世代のセルフイメージは島耕作ではなかろうか。
あの作品は、オッサンたちのためのラノベのような気がする。

で、ふと思ったのだが、どうして団塊の世代のイメージはオッサンばかり
なのだろうか？　半分は女性なのだから、団塊の世代の女性のイメージも
あってしかるべきなのに、どうも思い浮かばない。
学生運動でも、女性は基本的に表に出なかったのではないか。
（例外は樺美智子か？）

団塊の世代の女性たちは、男が声を上げて騒いでいた時期に、何をして
いたのだろう。
おとなしく学生をやって、そこそこの会社に就職して、結婚して専業主婦
をやっていたのだろうか。

男性と比べて、圧倒的な集団の圧のようなものがなさそうだが、実は
どこかで社会に対して圧力をかけていたのかもしれない。
もしかしたら、子育てに関して重大な影響力があったのか。
それが団塊ジュニアとして現れたのかもしれない。