tsukino-waguma さんの6月1日のブログ◎を読んで、そのとおりだな
と思ったのでひとこと。
いじめに介入する水準は、当事者>保護者>教師>友達>大人
の順番であろう。
つまり、あまり関係がない周囲の大人たちは、やきもきしても
ほとんどどうすることもできないのである。
それでも、君の味方はここにいるよ、というメッセージを伝えるのは
大切で、ただ話を聴いてあげるだけでもずいぶんと救いになる
と思う。
いじめの当事者たちが勘違いしているのは、学校だけがすべてだ
と思っていることだ。
(社会人のいじめは、また別の位相があるのだが)
なので、世の中は学校よりもずっと広くて面白いよ、ということの
片鱗だけでも触れさせてあげたら、少しは辛さも減るのではな
いかと。
私がそういう子に読んで欲しいのは「3月のライオン」である。

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本筋は将棋の話だけれど、サイドストーリーで中学校のいじめの
話がある。読んで泣きそうになった。
2011年のマンガ大賞受賞作だし、学校の図書館に是非置いていた
だきたい。
それから、いま朝日新聞で連載している奥田英朗の「沈黙の町で」
も、いじめについて考えさせられる佳作だ。
単行本になったら是非。