- 作者: 池田暁子
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2012/01
- メディア: 単行本
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まとまった。毎週見開きで2ページの連載だから、単行本になるのに
2年ぐらいかかったのだ。
作者は実にマメに取材をしている。
そうしないと毎週毎週ネタがないからだろうけど、それを2ページに
まとめる技がすごい。
マンガのように読めるけれど、もうちょっと情報が濃いのですね。
こういう芸風は、むかし週刊朝日で夏目房之介が連載していた「学問」
に近いのではないか。
実は作者の池田暁子さんは、私と同じ愛媛県の出身である。
しかも同じ高校の後輩だ。私が3年生のとき1年生だったのかな?
なので、愛媛県ネタのときは嬉しいし、たぶん他の県の人よりも
共感できる。
これをきっかけに、もっと売れてくれたらいいな、と思うのだが、
地元の明屋書店では、エッセイのコーナーに寂しく1冊だけ縦置き
にされていただけだった。
なんで「池田暁子フェア」を開催して、バーッと平積みで置かん
かね? これだけ愛媛県を宣伝してくれとるのに。
あ、一ヶ所だけ文句をつけるとすれば、見開きの右ページの上の
ところに、その回のタイトルを描き文字で入れたらよかったので
は? と。ハンマーの中の数字だけじゃさみしい。
重版がかかり、2巻目も出せるように祈っております。