Boaz2015-01-27

経済学では、労働力は単なる変数のひとつで、それが人間であるという
認識はないのだろうか。よく知らないけど。


というのも、欧米では労働力不足を補うために移民を入れたけれども、
それが様々な社会的軋轢を呼んでいる。
労働力とされる人間には、キリスト教徒もイスラム教徒も仏教徒もいた
はずだが、そういう違いは経済学では無視されていたのだろうか、と。


たぶん経済学者は、そんなのは政治の問題だからそっちでやってよ、と
言うだろうが、ならば政治の問題に余計な口を挟まないでほしい。


ところが、だいたいどこの国でも、経済学者が国政に口を出し、世の中を
混乱させている。
私は竹中平蔵がどうして今も平気で発言できるのか分からない。


おそらく、経済学者たちは主観的には世の中を良くしたいと思って提言
しているのだろう。
だが、リセットしてセーブしたところからスタートできない実験を、
現実の社会でやって、失敗しても反省しないのが不思議だ。


ちなみに彼らはトリクルダウンというインチキを垂れ流したわけだが、
歴史上トリクルダウンが社会の広範囲にもたらされた実例はあるのだろうか? 
教えていただきたい。