今日、風呂を沸かしたんですよ。
沸かしたといっても、うちの風呂は追い焚きができないので、お湯をためるだけなんですけどね。
そんで、さあお湯がたまったぞ、と蛇口をしめて、バスタブにフタをしようと、風呂場の片隅に
置いてあるフタを持ち上げました。
ぽとっ。
湯を入れたばかりのバスタブの中に、黒いものが落ちました。
水面を必死でもがいております。
‥‥えーと、ゴキブリ? あれ? フタの隙間に隠れていたのかな?
ハッと我に返り、洗面器で奴をすくい上げたものの、熱で死亡しておりました。
さすがにアブラムシという異名を持つだけあって、洗面器のお湯には、うっすらと油が浮いてお
りました。
そいつを排水口に捨ててから、さてどうしたものかと考えざるを得ませんでした。
一瞬でも、ゴキブリが入ったお湯です。
あなたは入れますか?
でも、これからお湯を抜いて、また一から入れなおすのも時間がかかります。
さんざん迷ったあげく、そのまま入ることにしました。
ゴキブリ一匹による汚染より、新たにお湯を入れる方が面倒に思えたのですね。
当たり前ですが、別にゴキブリが入っていたからといって、お湯がどうなるわけでもなく、普通
に風呂に入れましたけど、気分はあんまりよろしくなかったです。
さて、私は鈍感すぎるでしょうか?
平気で入れるという人もいれば、絶対にお湯を抜いて新しく入れなおすという人もいるでしょう。
私のように、本当は入れ替えたいけど我慢して入る、という人はどのくらいいるのかしら。
以上、背に腹は変えられない話でした。