1000円で見られる日なので行ってきた。
なんというか、ハズブロ社のプロモーションフィルムだった。
クルマがロボットに変形するCGは抜群によかったのだけれど、それ以外はオッサンが見るに
耐えるものではなかった。
ここは野暮を承知で気になった点を書いておく。
・毎回、宇宙人もののハリウッド映画を見るたびに思うのは、侵略者がむやみに攻撃的なことだ。
超兵器などハイテクのある文明のくせに知的な成熟がまったく感じられないのが不思議。
・宇宙人が米国のネットからデータをダウンロードしているが、OSは何なんだろうか? 地球のデ
−タは地球のソフトでないと解析できないと思うのだが‥‥
・味方のトランスフォーマーたちが全員軍人なのは何故か? それ以外の普通の金属生命体ってど
こで何をしてるんだろう。
・味方が変形するものが全てクルマなのは、オモチャを売るためだから分かるのだが、敵は戦闘機
や戦車など陸軍の兵器が多かった。彼らはどういう基準で変形するものを選んでいるのか。
もし、空母にトランスフォームする奴がいたら勝ち目がないのでは?
あるいは弾道核ミサイルに憑依したら人類はおしまいだったはず。
・最後に敵のボスにキューブを押し付けて勝利したけど、味方のトランスフォーマーたちは誰もそ
うして倒すことを思いつかなかったのだろうか。
・ていうか、結局キューブって何だったの?
・キャラクター群が分離しすぎている。主人公とガールフレンドや、最初に襲われた陸軍の兵隊は
いいのだが、データ解析の女の子と黒人は必要だったのだろうか。
・主人公とガールフレンドが最終的にくっつくのは、米国のスクールカーストを覆す意味で面白か
ったけど、ガールフレンドのキャラが変わりすぎのような気がする。
家族のこととか犯罪歴なんてエピソードは余計だったのでは。
・変形後のトランスフォーマーたちのフォルムにあまり魅力を感じないのは、私が日本人だからだ
ろうか。
・そういや、トランスフォーマーの動力源って何だろう? ガソリンとかジェット燃料?
‥‥こんなふうに見るのは意地が悪いのだろう。
本当は中学生のような心で、頭をからっぽにして楽しむのが正解の映画だ。
日本での興行収入はどうだったんだろうか。大人は見に行かないような気がするけど。
本文と写真はまったく関係ありません
トランスフォーム前の熊井ちゃん
トランスフォーム後の熊井ちゃん