ザ・イロモネア4

テレ朝の「芸能人常識チェック」から何となくチャンネルを変えて見たけど、意外と
面白かった。


ご存知ない方に説明すると、芸人が「モノマネ」「一発ギャグ」「ショートコント」
「サイレント」「モノボケ」の5つのジャンルを全部クリアーすると賞金100万円が
もらえるバラエティ番組である。


クリアーの条件は、ランダムに選ばれた5人の観客のうち3人を60秒以内に笑わせること。
ただし、芸人はもちろん観客自身も、誰が選ばれたのか分からないようになっている。
なお、上記のジャンルはどの順番でやってもいいが、最後のチャレンジは観客5人全員を
笑わせなければクリアーにならない。


エントリーした芸人はブレイク直前の中堅どころが多かった。
次長課長長州小力なんかはすでにブレイクしているのかな?)
友近タカアンドトシみたいな渋いところも出演していたし、ハリセンボンが初挑戦
だったりして、笑いの登竜門っぽい雰囲気になっていた。


ただ、司会のウッチャンナンチャンの立ち位置には、ちょっと引っかかった。
彼らはすでに売れた芸人ではあるものの、もう最前線で戦っているイメージではない。
そこが、ゴールデンのレギュラー番組内でやっている「細かすぎて伝わらないモノマネ
選手権」を仕切るとんねるずとの違いだろう。
まあ、どうでもいいことだけど。


私が面白かったのは、たむらけんじが登場してちょっと引いた雰囲気から、だんだん
観客を引き込んでいった展開だったのだが、残念ながら100万円は取れなかった。
番組のADは、観客にできるだけ笑わないように指示しているのだろうか。残念だ。


見ていると、クリアーするには最初の20秒ぐらいでガッと笑わせないと不利なようだ。
ここでスベると、どんどん追い込まれていって、うまいことネタを展開できずに終わって
しまう。
このテンパる芸人を見るのも面白いのだが、あともうちょっとなのに、と思うことも
ある。


そこで考えたのだが、5つのジャンルのうち4つ目までをクリアーしたとき、余った時間を
5つ目に加算できないものだろうか。
例えば、1つ目のネタの切れがよくて、最初の20秒で3人が笑ってクリアーした場合、
残りの40秒は貯金できる。そして、ラストのチャレンジのときにそこまでの貯金を加えた
秒数で勝負できると面白いと思うのだが‥‥。
で、もし貯金があっても時間を延長をしない場合は、笑わせる人を4人に減らすことが
できる、とかね。


当然、こういうことは企画段階で検討されたのだろうけど、やはり最後も60秒というのが
スリリングでいい、ということになったんだろうな。
ていうか、最後のチャレンジを長くすると100万円が出やすくなるから番組が面白くなく
なるのか。


そうそう、タカアンドトシのトシ(右)を見ていていつも思うのだが、

ちばあきおのマンガ「キャプテン」に出てきそうな顔だ。

トシ<キャプテンか! 
という突っ込みを是非加えてほしいものである。