- 出版社/メーカー: コナミデジタルエンタテインメント
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なぜか深夜にテレビでやっていたので見た。
映画としては、それほど完成度が高いというわけでもなく、スク水やブルマもあって、アイ
ドル映画としても見られる。
内容は、一人の中学生(黒川芽以)がいじめの加害者と被害者の両方になり、他人の立場を
考えて行動できるようになった、というものである。
担任の女性教師が万引きをしているのを目撃したあたりから、どうも物語の方向性がおかしく
なったような気がする。
そんな中、沢尻エリカは抜群の存在感を出していた。
彼女は転校生としてやってきて、生意気だという理由で黒川芽以を中心にいじめられるのだが、
翌日から逆襲し、ひとりを除くクラス全員で黒川芽以をいじめ抜く。
そのときの沢尻エリカのいじめっぷりが、ドSなのである。
設定は中学生で、撮影時の年齢は17か18だと思うのだが、顔は可愛いのに底意地の悪い少女を
完璧に演じているのだ。
ストーリーの中盤になると、黒川芽以と和解して仲間になるが、そこから映画がつまらなくなる。
話の軸が、いじめから担任教師の万引きに移っていき、閉塞した教室の緊張感が失われている
ように思えるのだ。
いや、本音を言えば、沢尻エリカが誰かをいじめなくなったからなのだが。
前にもチョロッと書いたが、桐野夏生の「グロテスク」という小説がある。
昼は東電で働き、夜は娼婦をしていて殺された東電OL殺人事件をモデルにした物語だ。
- 作者: 桐野夏生
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その小説には、主人公の妹で、信じられないほど美しい少女が登場する。名前をユリコという。
ユリコは自分の美しさを利用し、中学生のときから売春する。
そのあたりを描いたQ女子高校の話がものすごく面白い。
で、もし学園編をドラマにするんだったら、ユリコ役をぜひ沢尻エリカにやってもらいたい。
秀才のミツル役は本仮屋ユイカがいいな。
主人公は地味な顔という設定だけど、思い浮かばない。誰がいいんだろう。
なんか、えらい沢尻エリカ、沢尻エリカ言うとりますが、別にファンというわけでもないのです。
「1リットルの涙」も「タイヨウのうた」も見てないし。
ただ、あの意地悪そうな顔はいい。他人の人生を平気で破滅させるような感じがする。
助演女優で光るタイプではないかと思いますよ。