前に吉野家の店員に、店内のBGMは店の人が自由に

選べるのか訊いてみた。選べないそうだ。

それでも耳障りでない音楽なので、聞き流すことは

できそうだ。

 

ずっと昔、マンションの一室にある編集プロダクションで

一ヶ月だけ仕事をしたことがあった。

狭い部屋だが、前からいる編集者がラジカセでずっと

ボブ・マーリーを流しながら仕事をしていた。

ずっと聞かされたのでレゲエが嫌いになった。

 

一部のスーパーでは、会社のテーマソングを丸一日

流しているところがある。

たぶんそこで働いたら気が狂いそうになる。

 

小規模の飲食店などは、店主が好きな音楽をずっと

かけていて、客もその趣味に合った人がリピーターに

なるのだろう。

 

そういう自由はあってもいいと思うが、好きでもない

音楽をずっと聞かされて仕事をしなければならないのは

ハラスメントと言ってもいいのではなかろうか。

 

かといって、万人の好みに合う音楽というのもないわけで、

無音にすると寂しいし、妥協点を探るのが難しい話である。

 

溜まっていた録画から、去年9月12日に放送された

アメトーーク!」の“私生活が芸人っぽい芸人”を見た。

千鳥の大悟などが、酒浸りギャンブル漬けの日常を

面白おかしくトークする一方で、アンジャッシュ渡部や

FUJIWARA原西が、規律正しい生活をしていることをアピール

する、という内容だった。

 

出演者はみんな笑っていたが、明らかにアルコール中毒

ギャンブル依存症の芸人がおり、破綻する前に治療する

べきなのでは、と思った。

 

 

ほぼ一年前の放送なので、後から見ると面白い場面もあった。

千鳥の大悟は、志村けんと飲んでいる話を何度もしていたが、

まさか亡くなるとは誰も思っていなかっただろう。

また、アンジャッシュ渡部は、もし浮気したらどうする、という

話に、そんなことは一切ないと言っていたけれども、目が泳いで

いたようにも見えた。

 

録画の容量に余裕があれば、一年ぐらい寝かせてから見るのも

一興ですよ。

 

また早朝から温泉施設に行った。

サウナに入っていると、テレビで広島の原爆投下時刻に

なったので黙祷した。

 

前にも書いたと思うが、私は広島で1年間浪人したことが

ある。下宿して河合塾に通っていた。

原爆投下の日に広島にいるのも何かの縁だと思って、

追悼集会を見に行くことにした。

 

テレビ中継では厳粛な雰囲気になっていたが、現場では

右や左の団体が大声で主張を叫んでおり、とても追悼する

ような雰囲気ではなかった。

 

今はやっているかどうか分からないが、当時はダイ・イン

というパフォーマンスもあちこちでやっており、地面に

寝転がっている人を多く見た。

 

 

私は核廃絶を願う者ではあるが、被爆地を利用するような

政治活動はどうかと思う。

せめて8月6日と9日だけは、ただただ犠牲者の方々を思って

黙祷するだけでいいのではなかろうか。

それ以外の日で、核軍縮の議論を進めるべきだと思っている。

大阪府知事が、イソジンは新型コロナウィルスに効果がある、と

テレビで発表して、ドラッグストアからうがい薬が消えたという。

あとで大阪府知事は、口腔内で減菌したらPCR検査で陰性になる、

という意味だと言い訳したが、医学的に間違った情報を発表した

ことに変わりはない。

 

大阪府の人は気の毒でもあるが、自業自得でもある。

あのような詐欺師集団に何年も投票してきた人がたくさんいるの

だから。

心ある大阪府民は悔しくてたまらないだろう。

 

今後、知的な人は東京に移住してしまうのではないか。

桂米朝小松左京を擁した大阪は、もう滅びたのである。

久米之癒(くめのゆ)という温泉施設が松山郊外にある。

午前11時から翌午前9時まで営業している。

 

夏は入浴客が減るのか、8月1日から10日まで限定で、

午前4時から午前9時までの入浴料を250円に下げた。

半額サービスである。

 

さっそく朝6時半ぐらいにクルマを飛ばして行ってきた。

ほぼ爺さんしかいなかったのだが、サウナもあるし

のんびりとお風呂に入れた。

 

帰りがちょうど通勤時間と重なってしまい、時間が

かかったのだが、もう少し早めの時間に行ってみようと

思う。

 

*[本]街道をゆく18 越前の諸道

街道をゆく 18 越前の諸道

街道をゆく 18 越前の諸道

永平寺を建てた道元から話題が発展して、日本の禅宗について
語っていた。


私は、いまの勝山市にあった平泉寺の悪僧が1574年に一向宗
団結した農民に焼き払われる話が面白かった。
平泉寺の全盛期には何千人もの僧兵がいて、ふもとの農民たちに
恨まれていたらしい。



最後の方で、古越前という窯業について書いてあるところも
いまどうなっているのか気になる。


芸術品ではなく、日常の用途に使われる焼き物を作っていた
人々は、現在も続けているのかどうか。
40年前のことだから、どうなっているか分からない。