*[映画]この素晴らしい世界に祝福を! 紅伝説

公開3日目のレイトショーで観客は50人弱。
映画の日で安かったこともあるが、評判がいいからでもあろう。


TVアニメを見た人なら、間違いなく楽しめる作品でダレ場なしの
ちょうどいい尺だった。
終盤のスライムとデュラハンとシルビアのキメラは動きもよかった
し迫力もあった。



もともとメインヒロインはアクアだったと思うのだが、シリーズ中で
一番人気になったのはめぐみんだった。
なので、この映画のヒロインもめぐみんで、舞台も彼女の故郷の村だ。


しかし、なぜ彼女に人気が出たのだろうか。
私はそこまで突出したキャラクターとは思わなかったのだが、多くの
人に響くものがあったのだろう。
やはり「エクスプロージョン!」という決め台詞があるからか。



この映画がヒットして、TVアニメ3期ができたらいいな。

水曜日に四国運輸局に行ってクルマの名義変更をしてきた。

所有者がディーラーだったので、相続手続きは必要なかった。

書類のどこに何を書くのか、全部教えてくれたので、特に困る

ことなく終了した。費用は印紙代500円のみだった。

でも、実印を作ったり印鑑証明を出したりしたので、実際には

もうちょっとかかっている。

10年乗ったクルマなので、自分名義になったとたん壊れそうな

気がして怖い。

*[本]はじめてのギリシア神話

中学生でも分かる初心者向けのギリシア神話の本で、周辺の文明の影響を
どのように受けているかがよく分かった。


パンドラの記述では

 ゼウスは人間たちに対してさらに新しい罰を与えようとします。そのために
女性を作ったというのです。それまで人間には男しかいませんでした。ゼウスの
命令で鍛冶屋の神のヘパイストスは土と水をこね合わせて、生命力を吹き込んで、
女神に似た美しい姿の生き物を作りました。しかし泥棒の神でもあるヘルメスは
これまたゼウスの命令で、この美しい生き物に「いやしい犬の心と不誠実な性格」
を入れたというのです。この人類=男を苦しめるためにゼウスが作った「美しい悪」
ギリシア語でカロス・カコンと韻を踏んでいます)には「すべての神々からの
贈り物」という意味のパンドラという名前がつけられ、プロメテウスの弟の
エピメテウスに与えられました。(p45)

というのがある。


なぜ古代ギリシア人はここまで女性を憎んだのか。
「いやしい犬の心」とはどういうことなのか。犬って飼い主に忠実な
生き物のような気がするが、古代ギリシアでは野良犬しかいなかった
のだろうか。


いまでも英語圏でビッチはメス犬と訳されることがあるが、誰とでも
寝るふしだらな女、という意味は古代ギリシアから変わらないのかも
しれない。



ギリシア神話ローマ神話の神々は、自然現象や人間の欲望をキャラクター化
したものだ、という解釈があるそうだが、日本も軍艦や刀剣を擬人化しており、
何千年経ってもそういう行為は変わらない気がする。


いや、むしろ一神教の文化圏はそういうキャラクター化を禁じているのかも
しれない。



本書の終わりの方で、ギリシア神話がモチーフになっているマンガに
聖闘士星矢」と「美少女戦士セーラームーン」が挙げられていたが、
著者の先生にはぜひ「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っている
だろうか?」というラノベおよびアニメをご覧いただきたい。


まさにギリシア神話の神々がキャラクター化されてエンタメ作品に
なっている。
なぜか醜男の鍛冶屋の神ヘパイストスは、この作品では眼帯をした
美女になっているのが面白い。



なお、本書の162ページの最後の行は「パウロ」ではなく「ペテロ」の
間違いではないでしょうか? 

ここ数日はかなり涼しかったが、また暑さがぶり返すらしい。

そうめんを食べるタイミングに悩む。

少し肌寒くても食べておくべきか、暑いときが来るまで待って

食べきるべきか。

 

結局、多少肌寒くても食べてしまった。

うまかったからいいのだが、ちょっともったいない気もする。

 

前に、そうめんを器に入れるときに、ざるで水を切ってそこに

氷をまぶす派と、冷水をいれたものの中に泳がせる派がある、

という話題を見た。

 

うちはざるに上げて氷をまぶす派だったのだが、これの難点は

そうめんに氷がくっついて全体が冷えないことである。

なので、自炊するようになってからは冷水に泳がせる派になった。

ただ、これはこれで水っぽくなる。

 

今はもう面倒になって、ざるに上げるだけになった。

氷はめんつゆの方に入れている。

もう、そうめんにそこまで頭を使うことができなくなったようだ。

 

ドラマやアニメの主題歌オープニングの前に本編の一部を

流す演出は、いつごろから始まったのだろうか。

 

映画「007」シリーズは昔からアバン・タイトルという

和製英語で呼ばれているパターンになっているが、あれを

真似たのだろうか? 

 

朝ドラ「おしん」の再放送を見ていると、必ずオープニングの

テーマ曲から入って本編に続いている。

アバン・タイトルの演出は認められなかったのだろう。

NHKのドラマはそういう保守的なところがあるが、アバン・

タイトルが認められたのはいつのことなのか、ちょっと知りたい。

*[映画]二ノ国

公開二日目のレイトショーで観客は10人ぐらい。

どのくらいの年齢層をターゲットにしていたのだろうか? 

 

以下ネタバレ有り。

 

宮崎駿ジブリ作品を果汁100%とするなら、この作品は果汁5%

ぐらいだろうか。

わりとストーリーがガバガバで、中学生以上は退屈してしまう

と思う。

 

まず、バスケが得意なハルというキャラクターの頭が悪すぎる。

二ノ国に行ってからは、ほぼハルなしでも物語が成り立つので、

なぜこいつが必要なのかと疑問に思いながら最後まで見ると、

ユウがもともと彼と対になる二ノ国の人だったから、という

オチにするためだったことが分かった。

このオチのために、わざわざ無理をしてハルを物語に

組み込んだのではないか、と思うほどギクシャクするのだ。

 

主役は明らかにユウであるが、ハルがいるためにヒロインの

命を選択する葛藤が分割されてしまい、盛り上がらない。

そしてなぜ二ノ国では健常者になっているのかも説明がない。

最後には二ノ国で生活することを選ぶのだが、では現実世界で

障害者であったことは何だったのか。

 

そしてヒロインを演じた永野芽郁は、演技を声に振る技術が

できていないので、すごく下手に聞こえる。音響監督はよく

これでオーケーを出したものだ。

脇役がみんな上手な声優だけに、とりわけひどい印象があった。

 

 

ほぼ酷評になってしまい申し訳ないが、小学生以下の子供なら

楽しめる作品だと思うので、親子連れで鑑賞してはいかがだろうか。

 

仏壇を買った。

最終的には母に決めさせた。そうしないとずっと文句を言われる

ので。

考えてみれば、べつにウキウキするような買い物でもないのだが、

応対してくれた女性の店員さんは、いろいろな仏壇を紹介しながら

「かわいいでしょう」

と言う。

(……かわいい……のか?)

と、仏壇をそう形容することにちょっと違和感があったのだが、

かわいく見える人もいるかもしれない。

重厚なとか落ち着いた感じが求められるものだと思っていたけれど、

もっとポップな仏壇があってもいいのだろう。