クルマの名義変更がクソ面倒くさい。

そもそも父のクルマなのだが車検証にはディーラーが所有者に

なっている。きっちり支払い終えたはずなのに。

 

で、ディーラーに行って訊いてみると、除籍謄本とか戸籍謄本が

ないと名義変更に必要な書類は出せないと言われた。

くそう。

 

こういう手続を簡素化するのがIT社会ってやつじゃないの? 

 

戸籍がない米国なんか、どうやってクルマの名義変更してるのさ。

欧米の真似をするなら、こういうのもやってくれ。

 

*[本]光

光 (集英社文庫)

光 (集英社文庫)

何の予備知識もないまま読んで、ぐいぐい引き込まれてしまった。
舟を編む」とか「風が強く吹いている」が“白しをん”だとしたら、
本作は“黒しをん”が執筆している。
純文学寄りの小説は“黒しをん”のことが多い気がする。


三浦しをんはこの小説で、自分の中にある宗教的なものをえぐり
出したかったのではなかろうか。
たしかキリスト教系の学校に通っていたはずなので、聖書を読まされて
いたはずだ。


そもそも設定がノアの箱舟のようなものである。
しかし、生き残った者は誰も神を信じたりしていない。


主人公の信之にとって、神は美花だけであろう。
その美花にも捨てられてしまうのに、再び日常に戻ってくるのが
すごい。救いのない世界で生きることを選ぶのである。


主人公の妻もまた虚無を抱えて生きている女である。
すべてを知りながら、戻ってきた夫と家庭を復活させようとする
のが怖い。


東日本大震災の前に書かれたことも驚きである。
そういう予兆でもあったのだろうか。単なる偶然だとは思うが。



三浦しをんの純文学系の小説には、女に不自由しない男が多い気がする。
本作なら輔がそうだ。よほどイケメンなのだろう。
映画では瑛太がキャスティングされていた。


アイフルのCMに出ている今野みたいな顔でもよかったのではなかろうか。
そしてまったくモテない。信之の妻も浮気をしないことになるし、封筒も
投函されなくなってしまうので成り立たないが、その方がリアリティが
あるような気がする。

マンガ「ぼくたちは勉強ができない」を読むと、アニメ化された

内容と若干ちがうところがある。

その多くは緒方理珠パートで、どうもアニメの制作陣は緒方理珠の

エピソードを削っているようなのだ。

 

たしかに設定として、数学の天才が文系の心理学を勉強したい、

というのは無理がある。実際は数学がすごく役立つ分野なので、

学部は理系に進学して、心理学は大学院で勉強してもいいのでは、

と思う。

 

それはそれとして、アニメ化の際、彼女のエピソードを削ったのは

もったいないと思う。

マンガではヒロインたちのエピソードがなるべく均一になるように

配慮しているのだから、アニメもそうすべきだろう。

 

なぜか緒方理珠の母親がまだ登場していないので、どういう

展開になるのか楽しみである。

母親と仏壇を見に行った。

値段はピンきりで、どれがいいのかさっぱり分からなかった。

とりあえず置く場所を決めてないので、それを決定してから

大きさを決めないといけない。

こんなに面倒くさいのなら、仏壇なんか要らないと思うが、

母はそうもいかないだろうから、本人に決めてもらおう。

 

NHKFMの「今日は一日ハロプロ三昧」をなんだかんだで

ほぼ全部リアルタイムで聴いてしまった。

どのパートも良かったけれど、夜のヒャダインとか中島卓偉

出てくるのがヲタヲタしくて楽しかったな。

 

どうもつんく♂は世間から過小評価されている気がして

ならないので、もっと顕彰してほしい。

そしてハロプロ三昧第二弾をよろしくおねがいします。

 

*[本]横道世之介

横道世之介 (文春文庫)

横道世之介 (文春文庫)

面白かった。これはぜひ映画化されたものも見なければ。
作者と私は同い年なので、1987年に大学進学のために上京する物語は
まさにピンポイントで自分に刺さるのだった。


モブキャラや主人公のその後の運命を挿入するのが秀逸で、私は
映画「アメリカン・グラフィティ」の最後を思い出した。
青春小説のきらめきと、その後の人生のほろ苦さがないまぜになって
中年以降の人は涙してしまいそうになると思う。


それにしても、一年の間にいろんなことが起こるものだ。小説なので
事件がいろいろないと面白くならないからそうしているのだろうけど、
自分とはまったく違うので情けなくなった。


主人公の自意識のあいまいさは、さまざまなことに巻き込まれていく
理由になっていて、だんだん聖人っぽい側面も見えてくる。
十分に俗っぽい青年ではあるが、読み終わるとそう感じるのだ。


今年、続編が上梓されたのをさっき知ったので、読むのが楽しみ
である。
隣の部屋の目覚まし時計を止めない人の謎も解明されるかもしれない。

いろいろな名義変更手続きのため、実印の印鑑登録証明が必要に

なった。

この歳になるまで実印など持ったことがなかった。

クルマとか家を買うときに作るのだろうけど、実印を早くから

持っている人はリア充であろうな。

 

で、ネットで近くのハンコ屋を検索して行ってみたら、13日から

19日までお盆休み、という貼り紙が。別のところはもう閉まって

いた。

 

今日になってもう一度どこかのハンコ屋に行くのも面倒だし、

台風も来ている。

ネットで注文することにした。

 

最も安い素材を選んで、大きさと自分の名前を入力して、支払い

方法を選んで届け先を書いたら終わり。土曜日には届くという。

これで3500円ぐらいなら安いものだ。

 

実印を作るとき、張り切ってチタン製とか象牙製にする人は

どのくらいいるのだろう?