深夜アニメが続々とフィナーレを迎えているので、見終わったものから
感想を書いていこう。
・上野さんは不器用
安定して面白かった。15分アニメだからだろうか、テンポもよくて
原作のストックがあるなら2期もやってほしい。
発明品がどこか藤子・F・不二雄テイストなので、F先生好きの人は
気に入るはず。
しかし性欲が欠如した中2男子という設定の田中くんだが、実は
熟女好きとかではあるまいな。そして自分を熟女に見せる発明を
する上野さん、というエピソードがありそう。
Wikipedia を信じるなら、芹澤優は斉藤由貴の姪だそうで、
上野さんの演技も納得である。
・マナリアフレンズ
美麗な絵で百合百合な物語だったのだが、原作のゲームをやって
いないと何のこっちゃ分からない部分が多い。
番宣CMでニーハイを履くときの「するするするー」という擬音は
誰が言わせたのだろうか。あれはいい擬音だ。
2クールやってボリュームはあったけれど、何やら思わせぶりな
終わり方だった。と思ったら2期があるのですね。
こういう転生もので主人公が無敵になる話がヒットしてアニメに
なっておりますが、いつから主役が絶体絶命のピンチに陥らなく
なったのだろう?
たとえば「ジョジョ」だと、主人公が血まみれになって倒れて
次回に続く、となって、でもピンチを脱して勝つ、という展開が
よくありますな。
でも転スラではほぼピンチになることはなく、本気出したら圧勝
して終わっていた。昔、こういうのを見たような……
もしや「水戸黄門」と同じ構造では?
ということは、こういう物語を好きな人は、実は時代劇も好きなの
ではないか、と類推できます。「遠山の金さん」とかも。
なので、新しい現象というよりも、異世界転生ものというのは
昔の時代劇に回帰したのではないか、という仮説を立ててみる
わけです。