深夜アニメ感想。

・荒野のコトブキ飛行隊

 前にも書いたが、水島努監督にとって「ガルパン」が「ガンダム

 だとしたら「SHIROBAKO」は「イデオン」で、本作は「ザブングル

 に当たると思う。

 西部劇をベースにしたレシプロ機の空中戦を描いたCGは見事なもの

 だと思うが、そのすごさがいまひとつ伝わらなかったのではないか。

 

 いろんな読み取り方があるアニメなので、一通り見るだけでは真価が

 分からないかもしれない。

 私は悪役のイサオが気になった。まるで橋下徹のようなキャラクターで、

 こういう人間に騙されてはいけない、というメッセージを受け取った。

 監督自身は、そんなメッセージは出してないと言うだろうけど。

 

 いま2周目の2話目を見ているが、最終回まで見ているとより面白い

 ことが分かる。再放送してじわじわとファンを広げるべきだろう。

 

・風が強く吹いている

 長編小説を全23話できっちり描いてくれた。原作を読んでいるので

 大満足である。さすが「ハイキュー」のスタッフだ。

 実写映画と比べても、断然アニメの方が良かった。

 三浦しをんの小説のアニメ化にはずれなし、かもしれない。