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フォルクスワーゲンがディーゼルエンジンのソフトを不正に操作していた事件。
あれはそんなに大騒ぎすることだったのだろうか。
欧米の車両全体の数％にも充たない数だし、誰も死んでいないのに。

そんなことを言うなら、原発だって直接的には誰も死んでないから大騒ぎするな、
という人もいるだろうけど、放射性物質と排気ガスは被害の大きさが違うと思う。
今も避難している人はいるし。

それはさておき、フォルクスワーゲン社が、あたかも排気ガスで世界を滅ぼしかけて
いるような報道だったのは、どうも引っかかる。
不正は不正なので、そこは裁かれなければならないけれど、いったい環境にどのくらい
負荷をかけていたのか、専門家の判断を待ちたいところだ。

不正なものを売りつけたというなら、リーマンショックの原因になった金融商品を
売りまくった金融機関の方が、もっと悪質ではなかろうか。
彼らに対する制裁金はいくらぐらいだったのだろう。
フォルクスワーゲンに対する制裁金がそれより高額だったとしたら、米国は狂って
いると思う。