Boaz2015-08-29

中学までは夏休みの宿題など7月中に終わらせていたものだったが、高校になると
もうお手上げだった。
特に数学。


数研出版のオリジナルという問題集の奇数番号を全部やってこいとか、そういう
とんでもない量の宿題が出たのである。
真面目な人はせっせとやってノートを提出していたが、私は提出した記憶がない。


別に、昔はワルだったぜ自慢ではなく、どうやって切り抜けたのか本当に憶えて
いないのである。
たぶん誰かのノートを写させてもらったのだと思うが、ほとんど写経をしている
気分だったと思う。


はたして今の高校生の夏休みの宿題はどのくらいなのだろうか。



そのオリジナルという問題集とかチャート式なんかを見ると、日本の数学の
問題集は世界のトップレベルなのでは、と思う。


先進国の参考書とか問題集はどうなのだろうか。
日本ほど充実していないような気がするが、確かめたことがない。
日本よりすごいのは韓国のような気がする。



しかし、数学の問題というのは、そんなにホイホイ作れるものでもなかろう。
ああいうのに著作権があるのかどうかも分からないが、類似性のある問題は当然
出てくるはずで、そういうのの訴訟はあるのかないのかも気になる。


また、数学の難問を解ける学生が、必ずしも何かの分野でブレイクスルーを果たす
ような業績をあげるとは限らないだろう。
それとも理系の分野でノーベル賞をとるレベルの人は、ほぼ全員が数学の難問を
やすやすと解いていたのだろうか。


おそらくPISAという組織は、そのあたりのことに詳しいと思うが、誰か取材して
くれないものか。