ツイッターで見たのだが、山口組が分裂を警察に届け出、というニュースを
海外にどうやって伝えるのか、と書いている人がいた。
たしかに、反社会的勢力が普通に生活していて、分裂しましたのでよろしく、
と警察に届け出るのは、少なくとも先進国では異常である。
警察と反社会的勢力がつながっているのは、どこの国でも一緒だと思うが、
建前上は違うことになっているはずだ。
日本はそういう建前がないらしい。
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そういや、小学生のころ、近所に暴力団の家らしきところがあって、金ピカの
代紋を見たことがある。
近所付き合いはどうしていたのだろうか。
そのあたりの敷居の低さは、マンガの設定でも同じで、「ニセコイ」なんかは
主人公とヒロインはヤクザの子供である。
あれは外国人から見たらどうなのだろう?
古くは「ストップ!ひばりくん」もヤクザの子供の話ではなかっただろうか。
いまはこのくらいしか思いつかないが、そういうマンガやアニメは無数にある
だろう。
そして、その多くは笑いの要素のひとつとしてヤクザを使っており、リアルな
暴力団としての姿は、別のジャンルで扱われている。
なので、不謹慎だとか規制すべきだとは全く思わないけれど、日本人は暴力団と
そんなにフレンドリーなのか、と誤解する外国人オタクがいるかもしれない。
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ヤクザに笑いを結びつけた作品の嚆矢が、小林信彦の「唐獅子株式会社」では
ないかと思っている。
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作ったら面白いのではなかろうか。