川崎の中1少年殺害事件では、グループのボスが容疑者になっている。
殺された少年は、そのグループから抜け出したかったのに、呼び出されて
いた。
容疑者の18歳の少年は、他人を支配する快感に飲み込まれてしまった
ようだ。おそらく全国には、こういう小さな独裁者の王国が無数にある
のだろう。
こうした集団の小皇帝は、権力を維持するために、外部との接触を
禁止したり、周りは敵だらけだ、と信じ込ませる。
普通の治安状態では、警察という大きな権力の方が圧倒的に
強いということを、支配者自身が知っていて恐れているからだ。
(治安が壊滅的になると、ISとか軍閥のようなヒャッハー状態になる)
なので、弱者が自分を守るためには、自分が属しているグループが
世界の全てではない、ということを必ず考えなければならない。
川崎の少年グループに限らず、過労死や鬱病やセクハラが問題になる
ような会社でも、辛かったら逃げてもいいのだ、と思うべきだろう。
(そういう視野を持てずに追い込まれるのがうつ状態なのだが……)
↓
中学生に万引きさせて喜んでいるような18歳は、歳をとったらどうする
つもりだったのだろうか。
半グレ集団を作るのか、仕事に就いて「俺も昔はワルやってさぁ」と
過去の犯罪をなかったことにするのか。
ヤクザという上位組織があるのに、半グレ集団などやっていけるの
だろうか?
どう転んでも、自分の小さな王国はなくなることが分かっているはず
である。
むしろ期間限定だからこそ、やりたい放題なのかもしれない。
もっとも、警察は今回のように誰かが犠牲にならないと動かない。
だから、弱い者は逃げなければならない。