私はもう15年ぐらい、ソフトインワンというリンスインシャンプーを
使っている。
オッサンがどんなシャンプーを使っているかなんて、誰も興味がないと
思うが、まあ聞いてください。
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1997年、西荻から三鷹に引っ越して、風呂付きのアパートに住むよう
になった。
それまでは銭湯に通っていたので、シャンプーは持ち運べる大きさの
やつを買っていて、ずっとそれを買い替えていたのだが、据置型の
ポンプ式を買って、詰替え用で補充した方が安くつくことに気づいた。
それでドラッグストアで何となく買ったのが、P&Gのリジョイだった。
緑色のボトルで、調べたら2000年のものだった。
なお、そのボトルは現在も使っている。
ところが、リジョイはしばらくして発売中止になる。
しょうがないので、同じぐらいの価格帯のリンスインシャンプーを
求めると、ソフトインワンになったのだった。
初代のCMタレントは薬師丸ひろ子で「チャン・リン・シャン」という
言葉を記憶している人も多いだろう。
たしか2000年代にもう一度薬師丸ひろ子を起用したはずだ。
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私は、一度決めたら同じものをずっと使い続けたい人である。
ラッキーなことに、ソフトインワンは現在までロングセラー商品に
なっており、普通にドラッグストアで手に入る。
たまたま選んだ商品がロングセラーになっただけの話だが、逆に
お気に入りの商品が消えてしまうことも多いだろう。
それは、自分の嗜好がメジャーなのかマイナーなのかということを
市場で決められているのかもしれない。
あらゆる商品において、自分の嗜好と市場がマッチして、ずっと
手に入る人っているのだろうか?
すごく普通というか平凡な人、という感じがする。
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藤子・F・不二雄のSF短編に、あらゆる数値が平均的な家庭が発見
され、密かにモニターして次の流行に役立てる、という話がある。
なんだかそれを思い出してしまった。
F先生は、ミニスカートが流行する時期までご存命だったのだろうか。