「ストライクウィッチーズ Operation Victory Arrow」の第2話『エーゲ海の
女神』が松山で2週間限定上映されたので見に行った。
土曜日が初日で、3日目の今日は観客が3人。シネコンなのに全席自由だった。
来月には円盤が発売されるし、わざわざ1200円を出して30分のアニメを見る
オタクもあまりいないとは思うが、第2話はテンポもよく、あっという間に
終わった感じがする。
画面いっぱいのルッキーニの縞パンを拝めただけでも良かった。
ストライクウィッチーズ Operation Victory Arrow vol.2 エーゲ海の女神 限定版 [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
- 発売日: 2015/03/13
- メディア: Blu-ray
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偶然にもNHKの「クローズアップ現代」で、日本のアニメを海外に売り込む
話題を取り上げていた。
が、この内容は調査不足ではないかと思われる。
というのも、韓国アニメが徹底したローカライズで売れているとしながらも、
どのくらいの売上なのかは出ていなかったし、果たしてシェアはどの程度
なのかも明らかになっていない。
これでは、日本のアニメが海外で売れていない、という事実に不安を付け
加えるだけである。
(アニメとは関係ないが、一世を風靡した韓流ドラマは、現在どのくらい
外国でヒットしているかも知りたかった)
また、日本のアニメを外国で違法ダウンロードして視聴している人々が
多数いることも意図的にカットされていた。
これを有料化するために、アニメ制作会社などが協力していた場面が
映っていたけれど、その背景が言及されていなかったので、ちぐはぐな
印象を与えていた。
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番組は、韓国のように放送される国の規制やニーズに合わせるべきだ、
というスタンスに見えたが、私は間違っていると思う。
確かに工業製品ではそうかもしれないが、アニメでそれをやっても二流の
ディズニー以下のものしかできないだろう。
それに、インド向けにローカライズされた「巨人の星」がどうだったのか、
番組は無視している。
「シドニアの騎士」を製作したポリゴン・ピクチュアズが番組の取材に
答えていたとおり、日本のアニメのとんがっている部分は変更しては
いけないのである。
ガラパゴス化と揶揄される現象は、工業製品に当てはまるかもしれないが、
アニメは違うのではないか。むしろ高付加価値化しないと、人件費の安い
国にもっていかれると思う。