Boaz2014-10-01

朝日新聞で連載していた今野敏の「精鋭」が終わった。
あまりものを考えてない体育会系の警官が、SATに選抜されて入隊訓練を
受けて合格し、初めて後輩を迎えるまでを描いている。


警察小説なのだが、別に事件は起きない。
街のお巡りさんが普段どんなことをしているか、とか、機動隊の訓練は
どんなものなのか、ということが書いてある。


事件がなければつまらないのかというと、そんなこともなく、一人の
青年の精神的な成長を丁寧に追っていると言えばいいのだろうか。
主人公以外のキャラも立っているし、読んで損はしないと思う。


でも、ドラマ化はしにくいだろうなぁ。


イケメン俳優ばかり出演させれば、女子は食いつくかもしれないが、
いろいろ脚色が必要だろう。



全く関係ないことを思ったので、忘れないうちに書いておくが、現在
従軍慰安婦問題で日本が酷いことをした、と言われている件で、その
400年ぐらい前には戦場に若い男の子を連れてきていた、と知ったら
欧米人はどう思うのだろうか。


ていうか、衆道は外国にもわりと知られていることなのか、そうでない
のか。
知られたら、日本人は昔からクレイジーだった、とか言われかねないな。


外国では、戦場に少年を連れてきて性欲を発散していた、みたいなことは
あったのですかね。