四国に台風11号が向かってきており、風雨が強まっている。
松山まつりも一部を除いてほぼ中止になった。
関係者はさぞがっかりしているだろう。
しかし、前から思っていたが、松山まつりの「野球サンバ」というのは
定着するのだろうか。
みんな楽しそうに踊っているし、見物する人も多いようなので、私の
ような引きこもりがケチをつけるのはおかしいのだが、全国的には無名
ではないかと思うのだ。
主催者としては、ゆくゆくは阿波おどりのようなビッグイベントにしたい
と思っているだろう。
だが、阿波おどりと野球サンバでは何かが決定的に違うような気がする。
一晩経って考えてみたのだが、おそらく阿波おどりは老人になっても
踊れるが、野球サンバは若者でないと様にならない、という点では
なかろうか。
そういや、本家のリオのカーニバルは基本的に若者が踊っているが、
年寄りのブラジル人たちはどういうふうに参加しているのだろう。
人口がピラミッド型だから、あまり考えなくてもいいのか。
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あとは、普通の人は盆踊りぐらいしか踊れない、というのもあるだろう。
ダンス文化を導入しようと学校でフォークダンスなんかをやらせているが、
いまだに定着していない。
さすがに文科省も時代の流れを読んで、ヒップホップ系のダンスを必修化
しようとしていて、教える方が必死になっているようだ。
が、これもダンス教室に通っている子たちが中心になって、残りの子供たちは
ぼんやりとそれを見習うだけ、で終わるだろう。
この、身体を動かすことの面倒くささと羞恥心はどうにかすべきだと
思うけれど、ダンスに付随するイケてる感じが、新規参入を阻んでいる
ような気がする。
そのカウンターとして、アイドルおたくのダンスがあるのではなかろうか。