なぜ議員は人が話をしているときに野次を飛ばすのか。
それは議会が退屈だからである。
なぜ議会が退屈かというと、予め決まっているペーパーを読み上げている
だけだからで、それなら事前に書類をもらって目を通す方がいい。
それでもペーパーを読み上げるのは、議事録をつけて、こういう話し合いを
しましたよ、という証拠を残さなければならないからである。
そしてペーパーは揚げ足を取られないように書かれてあるので、とても退屈な
文章になっている。なんだかトートロジーのようだが、退屈な文章を読んで
いるから議会は退屈なのだ。
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では、もっと生の言葉で話し合えばいいではないか、と私なんかは思うのだが、
そこには手ぐすねを引いて揚げ足を取ろうとする人々が待ち構えている。
うっかりした発言は、最悪の場合、辞職に追い込まれるかもしれない。
さらに言うならば、何も見ないで法律について話ができる議員は少ない。
だから事務方が作ったペーパーを頼りにせざるを得ない。
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だったら、なにも議員がリアルに集まって話をすることはないのではないか。
つまり、議会用の掲示板を作って、議員自らが書き込むのである。
スレッドがすなわち議事録になる。どこにも野次の入る隙はない。
もちろん書き込めるのは議員だけだが、一般の人も同時に読むことができる
ようにすればよろしい。誰がどんな発言をしたかも、すぐに分かる。
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もうひとつは、他人の発言を大目に見て、つまらない揚げ足をとらないように
することだが、そういう人格の人はなぜか立候補しない。
それに、議員どうしでそういう関係が成立したとしても、世間にはアラ探しを
生きがいにしている人がいるので、関係の維持は難しいだろう。
というわけで、私にできることは、ひどい野次を飛ばした議員が選挙区内に
いることが分かれば、そいつには絶対に投票しない、ということだけである。