Boaz2014-06-26

去年の参議院選挙で、高松市選挙管理委員会が白票を二重に数えさせる
不正を働いた容疑で、事務局長など3人が逮捕された。


詳しくはググってほしいのだが、まさか日本でこんな不正が行われるとは。
高松はアフガニスタン並の選挙がまかり通っているらしい。


きっかけは、匿名のタレコミと、自民党の立候補者の訴えだという。
開票では高松市における立候補者の得票はゼロになっていたが、自分も妻も
確かに投票しているし、他にも支援者が投票したと証言している。なので、
ゼロということはありえない。


よほど自民党の候補者を当選させたくなかったのだろうか。
それとも、現在の高松市選挙管理委員会事務局長が言うように、開票数と
投票数が合わなかったので、白票で調整したのだろうか。



たまたま高松市で発覚しただけで、実は全国の選挙管理委員会でも同様の
不正が行われているとすれば、民主主義の根幹を揺るがす事件である。
しかし、あまり突っ込んだ報道はないように見える。


今回は国政選挙だから検察が本気を出しただけで、市町村選挙レベルなら
当たり前のように票の操作が行われているのだろうか。
この歳になるまで、選挙は公正に集計されていると思っていた私は、あまりに
ナイーブすぎるのか。



いまの選挙の開票作業が、みんな良い人であることを前提にしていると
したら、誰かがそれをチェックするように改めなければならない。
コストはかかるかもしれないが、それが確認できないと選挙そのものを
疑ってしまう。


田舎のオッサンが白票を増やした、だけで終わらせる事件ではないと思う
のだが、数日後にはみんな忘れているのだろう。