たまこラブストーリー

松山では6月7日から上映され、19日には終わるらしいので慌てて見に行った。
今日はレディスデーだったので、私ともう1人以外は全て女性だった。15人ぐらい。
でも、入場特典はすでに配布終了していたので、初日にどっと来たのだろう。


映画の内容は、本当に単純なラブストーリーで、TVシリーズを見ていた人なら
間違いなく楽しめるだろう。


もち蔵がたまこに告白して、たまこは驚いて混乱するが、最終的に受け容れる。


たった1行で終わる物語を、丁寧に丁寧に描いている。
脚本の吉田玲子と、演出の山田尚子監督の力量が存分に発揮された佳作である。


TVシリーズを全否定するわけではないが、デラが登場しなくても、話は成立する
んだなぁ、と思った。商店街の人たちも、この映画に関しては背景になっている。
あくまでたまこに焦点を絞ったラブストーリーにしたかったからだろう。


この商店街の話をもっと見たいのだが、TVシリーズ2期はたぶんないだろう。
それが残念だ。
しかし、あの二人が結婚したら、もち屋はどうなるのだろう……



たまこが告白された、鴨川の亀の飛び石があるところは有名なロケ地なので、
いろんな作品で見たことがあるが一度も行ったことがない。
京都にいつ行けるか分からないが、訪れてみたいスポットのひとつだ。